ボルネオの風景 

漢子ボルネオから帰ってきて、既に1週間が過ぎて。
旅の感動が、少しずつ想い出に変わろうとしていても。
プリントアウトした写真を見ると。

また、時を越えてあの日に戻って行けるらしい。

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初めて出遭った動物は。

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クイナの一種で。名前もわからなかったけれど。
ヒナのその愛くるしい姿に、思わずシャッターを切ったのだという。
極彩色のトリたちの姿も期待していたママンだったのに、

なんだか、あんまりにもそこら中にいて。あとで撮ろうと思っているうちに忘れちゃった。
と、あっけらかんと笑うムスメ。

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熟れて地面に落ちたヤシの実は、その姿の儘芽吹いて。
この地が紛れもない熱帯であること実感させられたという。



コタキナバルの湿地へ向かう途中、ふと目に入ったのは。

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睡蓮に良く似た花。薄紫がそれは美しい。
そしてコタキナバルの湿地の奥へ。

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湿地の櫓に登ってみると。
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青々とした森の遙か向こうに、街並みが見えて。
ここで営まれている都市空間が静かに押し寄せてきているようにも。
また、人々の確かな生活のありようにも。思いを至らせることが出来たんだね。


この先で植えてきた一枝のマングローブが、いつかこんなに育つころに、
また、行けると良いな。と漢子がつぶやく。

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その時は、ママンも一緒に行きたいな。
邪魔?  う~ん。そうかも。

漢子は今日、新しい住まいの鍵を取りに出かける。



おまけ  機内食は、こんな感じ。なかなかンまかったんだって。

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機内食を撮ってくるあたり。
「似たとこあるじゃないの」と言うと、照れくさそうにニヤリと笑った。



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by urankkkao-ji | 2009-03-25 06:47 | ここではない何処か  

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