浮 上 の 兆 し 3

浮 上 の 兆 し 3_c0117239_14123543.jpg 木槿の花にアゲハチョウが飛んできていた。ということは、裏庭の三つ葉もすごいことになってるんだろうなぁ。
ま、裏庭は来春じゃ。とりあえずゴミ屋敷をなんとかせねば・・・

色っぽい話の全く無かった漢子にカレ氏がいることは、ずいぶん前から分かっていた。
ということは、もしかしたら遊びに来るかもしれない。

漢子の部屋も男らしく小汚い部屋ではあるが、
家中がゴミ屋敷状態では、漢子が自分の部屋を命がけで掃除したって、
どうしようもないじゃないか。

意を決して、ある晩、先達に話しかけた。
真っ暗森の住人は、軽口とか無駄口とかはおろか普通の会話でさえ、ままならないのだから、
結構の覚悟で話しかけたのだ。

「ヒトが暮らしている家に住みたい。」
「このままでは、お客さんも漢子の彼氏も来てもらえない」
「どの部屋もあまりにも汚いとワタシには思われて仕方がない」

先達は、驚いたような表情でこちらを見ていた。
構わず、ワタシはたたみ掛けた。

「みんなで、こんなにしちゃったんだから、みんなで協力して片付けたい」
「足の踏み場のある部屋が欲しいの」と。

先達は、噴き出したい気持ちをやっとこさこらえたような口調で
「了解しました」と応えた。

また、少し気持ちが軽くなった。
でも・・・・
いったいどこから手を付ければ良いの?

3人で住むにしては狭いとは言えないうちんちはリビングを除いて
すべてゴミダメ状態だったからだ。(漢子の部屋も除く。似たようなもんだけどさ)
和室を含む5部屋の整理と掃除(もの入れやクローゼットの中もね)。


要らないものとそうでないものが判断できないというのに。
本当に、片づくんだろうか?

浮 上 の 兆 し 3_c0117239_14415864.jpg
            初対面の彼女 キャバリエのアイちゃんとカレ





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by urankkkao-ji | 2008-10-11 14:53 | 病気の話  

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